紛争の内容

転職を繰り返し、無職期間などで負債が増大してしまった方で、負債の原因は浪費(趣味などへの出費)でした。
実祖母宅に祖母と二人で暮らしていました。尚、手続きが落ち着いたら結婚の予定がありました。そこで、(結婚に向けて)返済額の平準化による、家計負担の明確化をはかり、また祖母宅に住むことにより住居費の負担を回避しました。

交渉・調停・訴訟などの経過

① 祖母の収入に頼らない(同居は、祖母の見守りも含む)、堅実な家計の実現。
② 申立て準備中、事故アクシデントあり。特に影響せず。
③ 再生委員事案

本事例の結末 認可確定

申立て、再生委員面接後、特に支障なく、計画案実現見込みは失われませんでした。

本事例に学ぶこと

結婚などの将来を見据えた方の債務整理は意欲をもって取り組む場合が多いです。
将来の生活のために、独身期間中に短期間で完済を目指す任意整理を選択する。もしくは負債が過大であり、完済は到底不可能な場合には、20代という若さから破産を忌避し、債務支払い額を大幅に圧縮する個人再生を選択し、完済の達成感を経験してもらうことが将来に有益と考える。