紛争の内容 

依頼者の方は、親の介護のため、勤務していた会社を退職しました。 

その後、状況が改善して新たに就労したものの、以前よりも収入が減少し、生活費の補填等のための借り入れが増えていきました。 

ご依頼の時点では、配送業の自営業者であり、それなりの収入は確保できるようになっていたものの、一度増えてしまった負債を減らすには至りませんでした。 

交渉・調停・訴訟などの経過 

今回の依頼者の方は、現在は、自営業としてしっかりと働いており、今後も安定した収入が見込める方でした。 

また、自宅には住宅ローンが残っており、今後も居住を続けたいという意向でした。 

そのほか、本人にも返済したいという意欲があったことから、本件では、小規模個人再生を申し立てました。 

本件の個人再生の手続きにおいては、個人再生委員が選任されました。 

個人再生の手続き中は、毎月家計簿を作成するとともに、返済予定額を積み立て、個人再生委員に報告しました。 

依頼者の方は、毎月きちんと家計簿を作成し、積み立ても行うことができました。 

本事例の結末 

再生計画案は、無事に認可・確定しました。 

債務は、約450万円から約100万円へと、約22パーセントに圧縮されました。 

依頼者の方は、この金額を3年間で返済していくことになります。 

本事例に学ぶこと 

本件では、負債総額や収入状況、生活状況を踏まえ、小規模個人再生が可能であったことから、この手続きを選択しました。 

自営業ということで、収入状況等を確認するために再生委員が選任されましたが、依頼者の方は、毎月きちんと家計簿を提出し、必要書類もすみやかに用意していただいたため、滞りなく手続きが進みました。 

弁護士 赤木 誠治