紛争の内容

相談者は携帯ゲーム課金により多額の負債を負ってしまい、住宅ローンもあることから住宅ローン特則付小規模個人再生の方法による債務整理を行うことになりました。

交渉・調停・訴訟等の経過

依頼者の家計を見ると、再生計画案に基づく返済をしながら黒字家計を保つことが困難な状態でした。

そこで、家計の状況の抜本的な見直し・修正を図り、同居している老齢の親の年金も収入に繰り入れてどうにか黒字家計を保つことができるようにしてから裁判所に申立てを行いました。

本事例の結末

裁判所から年金収入の点について指摘を受けながらも、無事再生計画案が認可されました。

本事例に学ぶこと

個人再生手続において最大のポイントは、再生計画案に基づく弁済をしていくことができるのか履行可能性です。

本件では、家計の状況から厳しい状態であったため、家族構成を踏まえた抜本的な家計の見直しをした結果、どうにか履行可能性が認められ、再生計画案が認可されるに至りました。

このように、債務者本人だけではなく、家計全体の見直しを図る、つまりは家族ぐるみの生活の立て直しの必要性を感じる事案となりました。

弁護士 平栗 丈嗣