借換え後、すぐの債務整理

紛争の内容
ギャンブルにはまってしまい、ギャンブルで借金を増やすようになりました。
そのうち、返済をすることができない金額まで借金が増えてしまいました。
一度は家族に相談をして、家族に借金の返済を手伝ってもらっていましたが、それでもどうにもならず、一社にまとめようと一括の借入れをしました。
しかし、それでも返済がうまくいかず、ご相談いただきました。

交渉・調停・訴訟等の経過
主にギャンブルでの借金であり、破産としては認められない可能性がありました。また、本人にもギャンブルで作ってしまったものである以上、返済をしたいというご希望がありました。
お仕事を長期にわたり行っていたため、個人再生手続きを選択することとしました。
手続を進めるにあたり、借り換えをした債権者から、借り換えたばかりの債務整理手続きにつき、不服がありました。

本事例の結末
借り換えたばかりの債権者は、負債の多くを占めていましたが、過半数を超える債権者ではありませんでした。
しかし、利息などの増え方によっては危険な部分もありましたため、早期に申立てをできるよう準備をしました。

本事例に学ぶこと
早期に申立てができるように準備を整えてくださり、借り換えた債権者が過半数を超えない状態で申立てをすることができました。
本件はギャンブルが原因で作った借金であり、破産であると免責不許可事由にあたりますが、再生という手続きをとったこと、早期の申立てができたことにより、スムーズに解決できました。
お困りの場合には、早めにご相談いただくことが、解決につながると思います。

記事監修　代表・弁護士　森田 茂夫