破産・再生において気を付けるべきことが何点かあります。

まず、弁護士へのご相談・ご依頼の前後は、債権者にお金を返済しないようにすることが必要です。もし、一部の債権者に債務を返済してしまった場合、偏頗弁済(へんぱべんさい)という行為に当たり、免責(債務をなしにすること)ができなくなってしまう可能性があります。

また、弁護士へのご相談・ご依頼の前後に、大きな価値を有する財産(自動車、バイクや貴金属など)を処分することも避けていただきたいことです。このような行為は、いわゆる財産隠しとみなされ、免責されなくなってしまうリスクがあります。特に、自動車などを親族の方に名義変更される方がいらっしゃいますが、たとえ親族であっても、財産隠しとみられてしまう可能性はありますので、避けていただきたいです。

当たり前なことのように思われますが、新たにお金を借りることも避けていただきたいことのひとつです。上記の二つと同じく、これをしてしまうと免責されなくなってしまうリスクがあります。クレジットカードの利用はもちろん、デビットカードの利用やQR決済なども、実質的にはお金を借り入れることにあたりますので、利用は控えていただくことになります。

以上のように、生活を送るうえでは不便ですが、依頼者の方の利益のために、当事務所では以上のことをはじめ、ご依頼いただくうえで守っていただくことを何点かお願いしています。