「今はもう、返し終わっているんですが、昔、沢山のサラ金から借金していたんです」と、ご相談にいらっしゃったAさん。
今は、子供たちも成人して、借金もなく、お仕事に専念されているご様子。

『いや~、最近、弁護士の「債務整理相談会」とかいうチラシが、新聞の折込広告や、郵便受けに入っていたりすることが多くて。
それを見た妻が、あなたもいっぱい借金があったんだから、返してもらえるお金があるんじゃないかって言うんです。
それで、弁護士さんに相談してみろって、しつこく言うもんだから。
今日は、たまたま仕事も休みだったんで、相談に来たんです』

当事務所では、このような完済案件については、ご依頼を受ける時の弁護士費用はかかりません(債権調査をして、過払金が発生し、交渉・回収出来た場合のみ、回収出来たお金の中から、費用をいただく形となっています)。

早速、債務(任意)整理のご依頼を受け、過去に取引をしていたサラ金8社に受任通知を発送し、債権調査を行いました。
開示された取引履歴を元に、利息制限法で引き直し計算をしたところ・・・・・・

なんと、全社併せて、1000万円もの過払金があることが判明しました。
こんな大金が返ってくるなんて…と、喜んだのもつかの間、開示された取引履歴の最終取引日を見ると、10年以上前のものばかり(そうです。過払金請求の期限は、最終取引日から10年です)。

8社のうち6社は、最終取引日から10年以上経過していましたので、過払い金を請求したとしても、時効の主張をされ、訴訟で争っても回収の見込みはありません。
11~12年も経ってしまっているものは仕方がないとして、あと半年、いえ、1ヶ月早ければ、回収の可能性があったのに。
と、悔やまれるものも何社かありました。

結局、Aさんは、時効にかかっていなかった2社から、合計約200万円の過払金を回収することが出来ました。
けれど、昨年、いえ、一昨年の段階で、ご相談に来ていただいていたら・・・と、ついつい考えてしまいます。

現在、当グリーンリーフ法律事務所では、月~金までの通常法律相談のほか、火・水・木曜のナイター相談や、
土・日曜相談の法律相談も行っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
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