コロナ禍で嘱託先の契約を打ち切られ、生活苦となってしまったので、債務整理を選択されました。
家計簿を拝見すると、貯蓄とわずかな収入でやりくりをされていました。
さらに、住宅確保給付金や、光熱費等の支払延長をご自身で調べて申請し、生活費の確保をがんばっておられました。
申立て直前のある月の食費が5千円を切りました。
どうやって生活されたのかと聞いてみると、コロナのストレスで食欲が無くなり、買い置きのお米と乾物などで凌いでいたそうです。
状況を把握した弁護士がすぐに生活保護をすすめ、生活保護を受けることになり、その後申立てをし、無事に免責を受けることができました。
家計簿や必要書類のやりとりをしていて、依頼者の辛い状況を直に聞いていたので、免責後の明るい感謝の言葉はとてもうれしいものでした。
依頼者の努力する姿、弁護士の素早い的確な指示を見ることができたこの案件は、私にとって非常に印象深いものとなりました。