以前、裁判所が求める家計簿の目的について執筆致しました。
 では、例えば「生活が苦しい!」「月々の借金返済が負担だな…」と思っている方の場合は、どんな家計簿をつけてみるのが良いでしょうか?

 この場合の目的は、「自分がどうしても支払いができない状態なのか、ちょっと頑張ればなんとかなる状態なのか」を調べることにあると考えられます。
 そうすると、まずは裁判所の求める家計簿と同様に、月々のお金の出入り(支出・収入)を全て記録して、自分の月の収支が赤字なのか、黒字なのかを把握する必要があります。
 このときに、何に使ったか分からない金額(使途不明金、と言います。)が無いかどうかをよくチェックしてみて下さい。使途不明金の原因としてありがちなのは、自動販売機や交通費などのレシートの出ない買い物・サービス、飲み会の割り勘、ゲームセンターやパチンコ・スロットなどの遊興費等です。
 次に、「ちょっと頑張ればなんとかなるのか」を調べるために、支出の中身に注目します。
 したがって、日々の支出について「食費」「通信費」「雑費」などの大枠の他に、ついつい買ってしまったお菓子代や飲み物代、あまり使っていないサブスク費、大人買いしてしまったマンガ代等、必要とまでは言えないけれどもあったら嬉しいものにかかったお金を書き出してみて下さい。
 こういった費用があまりに多ければ、これを削減して、その分を借金返済や必要なものに使うということも考えられます。しかし、こういった費用があまり多くないけれども、月々の借金返済が難しいということであれば、債務整理の必要があるかもしれません。

 上記のような分析をするためには、まずは分析のタネとなるレシートを集める必要があります。
 「いきなり家計簿をつけるのはハードルが高い!」という人は、まず、月々の支出のレシートを集めることを目標にしてみると良いと思います。
 最近では、レシートをスマホで撮影すると家計簿を作成してくれるアプリもあるようですので、こういったものを活用するのも一案です。

 皆さんのお悩みに、家計簿が助けになれば幸いです。