
個人破産の手続きを検討する際、多くの方が気になるのが「現在ローンを支払っている車がどうなるか」という点です。ローンが残っている自動車は、原則として回収(引き揚げ)の対象となります。これは、完済するまで車の所有権がローン会社やディーラーにある「所有権保留」が設定されているためです。
依頼から実際に引き揚げられるまでの一般的な流れと対応は以下の通りです。
引き揚げまでの主な手順
1. 受任通知の発送
債権者(ローン会社)へ「受任通知」が送られます。この時点でローン会社への返済はストップし、引き揚げに向けた連絡が入るようになります。
2. 日程調整と車内の整理
ローン会社または委託された回収業者から連絡を受け、引き渡しの日時や場所を調整します。引き揚げ日までに、私物やETCカード、ドラレコなどの後付け機器を忘れずに取り外しておきましょう。
3. 車両の引き渡しと清算
指定日に鍵や車検証とともに車を引き渡します。回収された車は売却・清算され、手元に残った残債務は他の借金と一緒に破産手続きの対象として処理されます。
やってはいけないNG行為
引き揚げを拒否するために「車を隠す」「破産直前に勝手に売却する」「名義変更をする」といった行為は厳禁です。これらは「財産隠し」とみなされ、破産手続きで借金の支払義務を免除してもらう「免責」が認められなくなるリスクがあります。
車の引き揚げは避けられないケースが多いですが、事前に流れを把握し、弁護士の指示に従って誠実に対応することがスムーズな手続きへの第一歩です。








