債務整理手続きにおける退職金に関するご確認事項

自己破産や個人再生といった債務整理(法的整理)手続きを進めるにあたり、ご依頼者様の保有財産の正確な把握が必須となります。その中でも、退職金債権は重要な確認項目の一つです。

この確認は、既に退職金を受領された方のみならず、現時点でお勤めを継続されている方も該当します。

裁判所への申立手続きにおいては、「仮に現在、依頼者様が退職された場合に支給される退職金の見込額(退職金支給見込額)」を算出し、これを証明する資料の提出が求められます。

つきましては、下記項目に関する資料の取得および確認をお願いいたします。

  1. 勤務先の退職金制度の有無
  2. 依頼者様が当該制度における退職金支給対象者であるか
  3. 現在の退職金支給見込額

ご自身の退職金の有無だけでなく、まずは勤務先における退職金制度自体の適用状況をご確認いただくことが、手続きの円滑な進行のために極めて重要となります。