自己破産のご相談のなかで、「自己破産をすると、今ある銀行口座は解約になってしまうのではないか」「新しく銀行に口座を作ることができなくなるのではないか」と誤解をされている方がいらっしゃいます。
結論としては、これらは事実と異なります。

①すでに作っている口座について
 すでに開設している口座については、破産をしたからといって、すべて解約となるわけではありません。現に、自己破産をした方も、今ある口座をそのまま使われている方が多くいらっしゃいます。
 もっとも、現在使用している銀行口座で、その銀行のカードローンも利用している場合(例えば、A銀行の口座を利用しつつ、A銀行のカードローンで借り入れをしている方)については、注意が必要です。
 この場合、弁護士がA銀行に受任通知を送ると、多くの場合で銀行口座が凍結されます(なお、口座内に残高が有る場合には借金と相殺されてしまいます。)。この凍結は、数か月後には解消されることが多いのですが、その口座が給与の振込先であるような場合には不便になります。
 そのような場合には、借り入れをしていない銀行の口座をメイン口座にした方が良いでしょう。

②自己破産後に口座を作ることについて
 自己破産後であっても、新たに銀行で口座を作ることは可能です。もっとも、自己破産をするとブラックリストには載りますので、カードローンを利用することは当分の間できません。

 以上のとおり、自己破産をしても銀行口座を利用することはできます。
もっとも、銀行から借り入れをしており、かつ、その銀行の口座をメインに使っている場合には、必ず弁護士にお伝えください。