浪費行為と換金行為があったが、管財人がついた後、免責が認められた例


【依頼内容】
Aさんは子どもの教育費で生活費が足りなくなり、信販会社からキャッシングをするようになりました。Aさんだけの借入だけでは足りず、妻もキャッシングをするようになりました。
その後、Aさんの勤務先が経営破たんになり、退職した際受取った退職金で妻の借金は完済しました。

自動車販売店に再就職しましたが、ノルマ消化のためにカードを使って、何度も車を買い替えたり、高額なパーツを購入していました。そんな状況が苦しくなり、2年で退職しました。

再就職後、重度の糖尿病で、働くことが困難になり、退職しました。
車のローンも150万円残っていたのですが、借金の返済に困り、中古車販売店に売却してお金に換えたり、高級時計をカードで購入してすぐ質屋に入れてお金に換えたりして、借金の返済に充ててしまいました。


【負債状況】
住宅ローンなし
債権者数12社・引き直し残高920万円
税金滞納35万円


【収入・資産状況】
収入:0円
資産:預貯金・損害保険(掛捨て)・自動車(評価額0円)


【手続きの方針、結果】
無職で再就職も困難な状況から、破産申立で受任しました。
2社で過払い金が70万円回収できたため、弁護士費用・報酬は過払い金から充当できました。

ただし、浪費行為と換金行為があったため、異時廃止で申立することにしました。
管財人の引継ぎ予納金5万円(夫婦同時申立のため2人で25万円)も過払い金から支払できました。

さいたま地方裁判所に破産申立をしました。
過払い金から諸費用をひいて残った18万円は自由財産拡張申立をし、管財人と裁判所に認められたので管財人から依頼者に戻されました。
Aさんは無事免責決定がでました。